取材の後

昨日は1日で2つの取材仕事があり、いま、その取材音声を聞いている。
こういう仕事を始めた頃は、カセットテープレコーダーを使っていた。
電池を交換し忘れて、録音内容が途中からスピードダウンしていたり、
最悪の場合は、録音ボタンのつもりが再生ボタンを押していて、
まったく取材音声が残っていなかったなんてこともある。
そういうことがあるたびに、たとえば取材ごとに電池を替える習慣とか
テープはかならず新品のものをテスト走行(早回し)させてから使うなど
予防措置をとるようになった。
テープレコーダーからMDレコーダーへ切り替えてからも、
しばらくはテープレコーダーを併用し、常にダブルスタンバイするようにした。
MD自体の信頼性は完璧ではない。録音しようとしたらDiscErrorになるとか、
レコーダー本体が故障する場合もある。テープレコーダーよりも繊細なのだろう。
フラッシュメモリレコーダーに切り替えてからは、そうしたトラブルはまずない。
あってもバッテリー切れくらいだ。それでも、やっぱり心配で、
現在は新旧2台のフラッシュメモリレコーダーで録音している。
でも、音声をテキストにするときは、昔ながらのフットコントロール式の
テープコーダー(Sony Dictator/Transcriber BI-85)を使っているので
結局フラッシュメモリのデータをカセットテープにダビングしている。
保存用にメモリカードを使うとコスト高なので、このテープを保存用に残し、
とくに貴重な取材に関してはMDにもダビングし、さらにパソコンにも
音声データを保存しておく。
音声認識ワープロソフト」がもっと賢くならない限り、
このスタイルは当分続くだろう。
さて、今回の取材テープがダビングし終わったので、
ぼちぼちテープ起こしを始めるとするかな。